モリヤマメロンができるまで

種まきが始まりました!

メロン栽培ほ場では、
本年のメロンのは種(種まき)が始まっています。 写真はアムスメロンの種風景です。
これからモリヤマメロンが収穫できるまで、約120日余りの忙しく気の抜けない日々が始まりました!!

メロン苗、接木作業中・・・

メロン栽培現場では今、接木作業の真っ最中です。
メロンも他の作物と同様、長年同じ場所で栽培を続けていると、どうしても土壌内のバランスが崩れ、特定の病気にかかりやすくなります。
そこで、その特定の病気(つる割れ病といいます)に非常に強い根を持つ作物(台木といいます)に接いで栽培しています。(病害菌は土の中にいます!)
接ぎ方もいろいろありますが、当部会では「呼び接ぎ」という方法で接いでいます。
接いだ所をクリップで留めておくと、次第にくっついてくれます。
当部会では、全体の7割程を接木栽培にて生産しています。

さあ、定植です!

接木をしてから約1ヶ月、やっとハウスに定植です。
根を傷めないようにひとつひとつ丁寧に植えて、トンネル保温します。
苗はまだ頼りないけど、一週間もすれば見違えるように成長しますよ。

生育状況を確認、芽かきをします。

同じ日に同じハウスに植えても、なかなか同じようには育ってくれません。
一株ごとの生育に応じて不用なわき芽やひげツルを調整しながら取り除きます。
これを通常「芽かき」と言います。
また、この時期天候も不安定です。
日に何度となくハウスやトンネルを開閉して温度調節することも、非常に大切な作業です。

株を吊り上げて立体栽培

モリヤマメロンは立体栽培をしています。
ハウスの中に鉄パイプやいぼ竹で棚を作り、長く伸びた株を紐で吊り上げます。
この時期が最も生育旺盛で、1〜2日手をかけないと生産者の仕事が負けてしまうほどです。また、天候が良ければハウス内はとにかく蒸し暑く、生産者は汗だくになりながら作業を進めます。

開花時にはミツバチが大活躍

鮮やかな黄色い花が咲き始めると、ハウス内にミツバチが放たれます。
人工授粉もできなくはないですが、メロン本来の姿形になることが少なく、ミツバチに手伝ってもらう方が安定して良いメロンができるため、昔からミツバチによる交配を行っています。
(ミツバチ自体は花の蜜を取りに行っているので、手伝っているつもりはないと思いますが・・・)
 

実がつき始めました

雌花の軸元にある「子房」の部分が実になります。
アムスメロンは1株につき2玉(アールスメロンは1株1玉)しか着果させませんので、形のいい実を2つ選んで、残りは鶏卵大になる頃までに落とします。
これを「摘果」と言います。

収穫まであと少しです!

「朝ハウスに入ると、昨日の夕方より明らかに成長した実がぶら下がっている。
ああ、メロンを作っていてよかった、と心から感じられる瞬間だよ」と満面の笑みで語ってくださいました。
さあ、もう少しで収穫です!

お待たせしました!

おうみんちで皆様とお会いできるのを楽しみにしています!!